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みずぼうそうについて
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原因

原因は目では見えないウイルスです。

水痘・帯状疱疹ウイルス(電子顕微鏡で撮影)

水痘・帯状疱疹ウイルス
(電子顕微鏡で撮影)

みずぼうそうは「水痘・帯状疱疹ウイルス」というウイルスによって起こる病気です。この水痘・帯状疱疹ウイルスは人間にのみ感染しますが、その感染力はとても強いとされています。このウイルスはとても小さいので、私たちの肉眼では見えません。

このウイルスは2つの病気を引き起こします。

このウイルスに感染すると、私たちはみずぼうそうになってしまいます。しかしみずぼうそうが治っても、ウイルスは神経節(神経の途中が膨らんでいるところで、神経細胞が集まっているもの)の中に隠れることができ、隠れたウイルスは私たちの体が弱ってしまった時にまた姿を現すことがあります。これが「帯状疱疹」という病気です。つまり、みずぼうそうを引き起こすウイルスは「みずぼうそう」と「帯状疱疹」という2つの病気を起こします。

帯状疱疹について詳しくはこちら

ウイルスはどうやって体に入ってくるの?

ウイルスは、私たちの口や鼻からのど(気道の粘膜)に入り込んで体の中に侵入します。侵入の仕方は①空気感染 ②飛沫感染 ③接触感染が考えられます。

空気感染
空気感染

空気中に飛んでいる
ウイルスを吸い込む

飛沫感染
飛沫感染

咳やくしゃみで飛び散った
ウイルスを吸い込む

接触感染
接触感染

手についたウイルスが
口や鼻に入る

どうしてすぐに発疹が出ないの?

体の中に侵入したウイルスはどんどん増えていき、血液中でも増えて最後には皮膚にまで出てきます。このときに発疹や水ぶくれができます。体の中でウイルスが増えて皮膚まで出てくるのに約2週間かかるので、ウイルスが体に侵入してもすぐには症状が出ないのです。

他の人に感染してしまうおそれがあるのはいつ?

かかってしまった人からは、発疹が出る1~2日前からのどなどからウイルスが外へ出てしまっています。また水ぶくれの中の液にもウイルスが含まれていて、そこから感染するおそれがあります。すべての水ぶくれが完全にかさぶたになるまでは、周りに感染させてしまうおそれがあるため、他の人との接触を控えましょう。

他の人に感染してしまうおそれがあるのはいつ?